疾と粋事

電子媒体に引き裂かれ落命

情報量が多い

 

あんまりこうやって明言したくないのだけれど、最近はありがたいことに毎日あちらこちらに呼んでもらって忙しくしている。でも「忙しそうだな…」って気をつかわれて呼ばれないの嫌なので、じゃんじゃん呼んでください。予定はこじあけるものなので。

 

さっと肩書き/所属をあげると大きく3つくらいあるのだけれど、「で、どれが本業なの?」「普段の生活って何してるんですか?」をよく聞かれるようになった。どこにでもいて、どこにもいないみたいな感じがするのかな。どれが本業だと面白いですか?

 

説明しにくい/とらえどころがない/分かりにくい、っていうのは、もしかして損かもしれないけれど、なにかひとつ答えることで “分かったような気になられる“ ことのほうが怖いなって、とりあえずいまは思ってる。

 

 

 

今日食べたお夕飯、ごはんとお味噌汁に、お刺身の盛り合わせと、大きいメンチカツがふたつ、冷奴とお漬け物がどーん!ときて、店員さんに「メンチカツはソースとおろしポン酢で、こっちのドレッシングは刺身の海草用ですお好みで」と早口で言われて、しかしあまりのビジュアルの情報量に圧倒されて後半が聞き取れず、店員さんが去ったあともしばらく固まっていたら向かいに座っていた友達から「お味噌汁美味しいよ」と言われてようやく食べ始める、みたいなことが起こったんですけど、情報量に圧倒されることってあるよね、なにかひとつ、とっかかりがあればすんなりいったりするのにね。

 

 

先日のうそのたばこ店、来てくれたお客さん(めちゃくちゃイイやつ)から「チーズケーキ、チーズケーキに特有のイヤな感じがしなくてすごい。チーズの独特の感じ、クセ? あれがあるチーズケーキちょっと苦手で、あとバターをたくさん入れてパワーでチーズとたたかわせるチーズケーキもあるけどそれも苦手で、これはそういうイヤな感じがなくてすごいです。」って褒めてもらって、わ~~~もう全部解説つけて欲しい!!!って思った。

自分のことも、自分の作る料理も、自分の撮る写真も、あんまり上手に説明できない。ひとにしゃべってもらった方がいいなと思うこと、よくある。

 

大学4年生のとき、節目のタイミングで1つ上の先輩たちからメッセージカードをもらった。

この前ふとしたことで久しぶりに読み返したんだけど、何回読んでもみんなわたしよりわたしのこと知ってるな~~って思っちゃった。あんなの、大学4年分の通知表みたいなもんでしょ。「あなたはこんな子でしたよ。あなたはこういうことが好きで、これを頑張っていましたよ」って書いてあるの。そろそろまたやって欲しいな、ここ数年分の通知表。何か変わったこと、あるかな。変わったことも変わってないことも、たくさんあるといいな。たくさん書いてもらえる、情報量の多い人生だといいな。